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創業の壁~コロナショックの不安と、もがいている自分のシェア~


創業の壁~コロナショックの不安と、もがいている自分のシェア~

これから、自分たちは大きく飛躍していく。
そう信じて疑わなかった。大学卒業と共に、
希望に溢れた「起業」が始まるはずだった。

しかし、大学を卒業した、2020年3月。
まさに、これからだ!と意気込んだ矢先に、
世界中をコロナショックが襲った。

ぼくの希望は一度、途絶えかけた。

ぼくが社長を担う、株式会社MOVEDOORは
企業の広報PR戦略&ブランド戦略を提案&実行
して、事業成長を支援する、クリエイター集団だ。

動画・WEB・デザインのクリエイティブ制作や
SNS・広告を含めた発信までトータルで担える。

2020年4月。企業が最初に削減した
費用は「広告」や「宣伝」の予算だった。 

ちょうど作ろうとしていた動画があった。
これからはじまるプロジェクトがあった。

でも、コロナは一瞬にして、ぼく達から
たくさんの仕事を奪っていった。
創業以来、初めて売上が落ちて、
これまでの成長はストップした。

「仕事が無くなる」という事実が、
想像以上に自分を追い込んでいく。
ぼくは情けないくらい焦っていた。

なぜ自分が大学を卒業した瞬間に、
こんな社会になってしまったんだ。
この状況が続いたら、どうしよう。

コロナ禍のやるせなさ。先が見えない不安。
就職を選ばずに、一緒についてきてくれた
メンバー達に対する責任。ぼくの心は
不安と責任で押しつぶされそうだった。

メンバーに感情を打ち明けたら、より不安に
させてしまうのではないか?そんな思いから
周りに本音を打ち明けることもできなかった。

いろいろな人の反対や心配を押し切って
いろいろな人に応援されて起業したのに、

1つ大変なことがあったら自分はこうも
弱ってしまうのか。コロナ禍で、自分の
弱さを痛感して、そんな自分に落ち込む。

そんな時に思い出したのは、学生の頃に
夢中で聞かせてもらった、先輩経営者の
様々な苦労や失敗談だ。経営者は誰もが、
大なり小なり困難な壁を乗り越えている。

それが、色っぽくてカッコよくて憧れた。

そして、ふと思った・・・・

実績や良かったことばかりを発信しても、
それは嘘の姿ではないか?苦しいことも
正直に発信すべきなのではないだろうか?

自分がもがいている、ありのままの姿を
さらけ出すことによって、もしかしたら、
誰かが共感してくれるかもしれない。
誰かのことを励ませるかもしれない。

2020年4月6日。緊急事態宣言の前日に、
ぼくはSNSで不安を吐露することに決めた。

震える指先で、「投稿ボタン」を押した。

正直、自分のネガティブな面をSNSで
発信することは怖いことだと思っていた。

勢い任せの投稿が心配になり、
恐る恐る、SNSをのぞいた。

「とみーが1人で抱え込んだらあかんで!」
「あえて今しかできない事に取り組もう!」
「落ち着いたら、ぜひ一緒に仕事しよう!」

飛び込んできたのは想像とは全く異なる光景。
タイムラインには、今までお世話になった人
からの熱いメッセージがたくさん並んでいた。

深呼吸をして、コメントにもう一度目を通す。
今度はゆっくりと・・・

「私も同じ不安を抱えています」と、個別の
メールで胸の内を明かしてくれる人も現れた。

強がらず、ありのままの感情を伝えることで、
自分の人間らしい部分を伝えられた気がした。

自分の本音をさらけ出すことで、
多くの人が本音で語ってくれた。

ぼくにとって、初めての経験だ。

今の自分は誰よりも貴重な経験
を出来てるのではないだろうか?

いつか、この苦労と状況を乗り越えられたら
きっと、かけがえの無いストーリーに変わる。

そう考えれば、不安と心配ばかりの状況でも
いま自分達ができることを頑張ろうと思えた。
「コロナ禍を乗り越えよう!」と強く思った。

この投稿をキッカケにいくつかの
新しいお仕事を頂くことになった。

それだけでなく、不安な中でも出来ることを
考えて行動する時間になった。今まで目前の
仕事に精一杯だったが、チームと向き合って、
会社のミッションやバリューを再定義できた。

コロナは学生起業家には、過酷な現実だった。
でも、その時間は確かにぼく達を成長させた。
苦しい時に苦しいんだと伝える勇気を知った。

また、周囲の応援や自分の心情も大事だけど
乗り越えるにはスキルと知識が必要だと思う。

どれだけ不安でもスキルと知識は裏切らない。
だから、コロナ禍も学ぶことをやめなかった。

その後、説明&販売などのリモート化に伴い、
ECサイトや動画制作の依頼が急増していく。

予測不能な時代における企業の広報PR戦略、
ブランド戦略を提案する機会も急増してきた。

自分たちの広報PR技術がこれからの時代に
必要とされることを実感して、自信を持てた。

自分があの時に助けてもらったように、
次はお客様の会社を事業成長させたい。

この強い想いは今も変わらず、自分たちは
「広報PRで事業成長を実現する」という
ミッションに向けて日々挑戦し続けている。

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株式会社MOVEDOOR
代表 諸富稜