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市場価値の高め方~努力を成果につなげる3つの要素とは~


市場価値の高め方~努力を成果につなげる3つの要素とは~

【第1章:市場価値を決める3つの要素】

この変化の激しい不確実な時代に、
我々はどんな業界を選び、
どんなスキルを身につければ良いのか。

起業当初、そんな疑問を抱いた私は、まずは、
社会人の「市場価値」について思考してみた。

起業当初に愛読していた『転職の思考法』
北野唯我(著)によると、市場の価値は、
次の3つの掛け合わせで決まると述べている。

<市場価値を決める3つの要素>

①業界の生産性
②技術資産
③人的資産

参照:『転職の思考法』北野唯我(著)

それぞれについて、考えを記していきたい。

①どんな業界を選ぶのか
 ー業界の生産性ー

結論としては、今後も需要が高まるであろう
「テクノロジーに関連したスキル」を勧める。

プログラミング・デザイン・動画編集・SEO
WEB広告・SNS運用&広告、などの技術は、
今後も需要がさらに高まるだろう。

これらのスキルを獲得できれば、
より影響力や生産性を高めることができる。

例えば、プログラミングなら、エンジニアが
書いたコードが、アプリ等のサービスとなり、
何百万人もの人に影響を与える可能性がある。

一方で、コンビニのレジ打ちであれば、
どれだけ素晴らしい接客をしても
1度の会計でコミットできるのは1人まで。
その影響力はどうしても限られてしまう。

当然、生みだす価値・影響力が大きな職種や
スキルは往々にして「時給」が高まっていく。

それらの人材が希少であれば、経営者はより
多く給料を払うだろうし、払わざるを得ない。

同時に、人間の感情を揺さぶり、
相手を納得&理解させたり、
信頼を得るようなスキルも、必要不可欠だ。

つまり営業力やコミュニケーション能力は、
業界や職種に関わらず、今後も重宝される。

「人材紹介の営業なら任せてください」
「企業向けのツールなら任せてください」など、
特定の業界や商材に強みがあれば、良いだろう。

とはいえ、通信講座で簡単に取得できてしまう
資格・業界には、かなり注意が必要だ。

資格になった時点で、仕事がパターン化される。
パターン化してるため、替えが効くだけでなく、
近い将来は、AIで自動化される可能性もある。

一方で、先ほど述べたようなスキルは、
個人による創意工夫の余地が多いため、
機械による自動化はまだ難しいだろう。

また、伸びてる市場や業種で働くことも大切だ。
成功体験を得やすい上に、会社の成長と一緒に、
個人の権限も増えていく。その結果、挑戦する
機会に恵まれ、成長のスピードが早まっていく。

その一方で今後衰退していく市場に身を置けば、
せっかくの苦労が実らずに、成果が出しにくい。

ならば、努力やアイディアと同じくらい「いつ、
どの領域で頑張るか」という視点もキャリアや
人生において大切なポイントではないだろうか。

MOVEDOORでは、これらを踏まえて、

広報戦略/動画制作/WEBサイト/デザイン
商品企画/広告/ブランディング/WEB広告

などのスキルを身につけて、
「広報・PR会社」として、スタートを切った。

また、大手広告代理店が大都市に集中するなか、
中小企業を支える、広報PR会社の数は少ない。

しかし、急速な時代変化で中小企業の広報PR
の需要は、確実に高まっている。我々が独自の
ポジションを築くことは、十分可能だと考えた。

競合相手が少ない領域で事業を展開することは
「戦わずして勝つこと」に等しい。

戦略は「戦い」を「略す」と書く。

業界の生産性を見極めると同時に、戦わずして
勝てる場所や市場を選びとる。そのような目も、
事業の継続において、非常に重要だと思うのだ。

②どんなスキルを身に付けるか
ー技術資産ー

我々も戦うべき業界・職種が決まったところで、
メンバー全員がスキルを磨く段階になってきた。

技術資産とは、「特定の職種の専門スキル」と
「職種と関係ない経験」を複合したものである。

我々の場合であれば、下記にあたる。

【特定の職種の専門スキル】
映像制作・デザイン・撮影・プログラミング

【職種と関係のない経験】
営業・マネジメント・コミュニケーション力

立ち上げメンバーは5人。限られた人数と
時間で、いかに大きな価値を生みだせるか。

弊社では起業初期から少数先鋭ならではの、
ユニークなルールを採用している。

それは、メンバーのそれぞれが
「各自の得意分野にフォーカスすること」だ。

私の場合、広報PR戦略の提案や企画に加え
デザイン等のアートディレクションが得意で、
広報PRプランナー/アートディレクターの
役職を担っている。

私の他には、プログラミングやデザインなど
専門分野を持ったメンバーが揃っていたため、
同時に複数のことを学ぶのではなく、メンバーが
好きな事と得意な事に、集中できる環境を整えた。

その人にとって、苦手な業務が現れた場合は、
できる限り、それを得意としてる人に委ねる。
場合によってフリーランスやアルバイトなど、
外部スタッフの能力やリソースも借りていく。

「餅は餅屋。」
「好きこそ物の上手なれ。」

そんな言葉の通り、好きなことや得意なこと
であれば、学ぶことすらも努力に感じられず、
とことん夢中になり、熱中することができる。

例えば、

「カメラを無理やり頑張ってる人」
「カメラが好きでしょうがない人」

上達が早いのは、圧倒的に後者のはずだ。

カメラ好きな人は、ずっとカメラを触り続け、
語り合ってる。好きなことに没頭してる人に、
無理やり頑張っている人では、追いつけない。

思い返せば、学生時代の勉強も興味が持てる
教科の内容は、勝手にスルスルと覚えていた。

一方、嫌いな教科の内容は、頭に入らないし、
数日も経てば、あっという間に忘れてしまう。

苦手なことを克服している時間があれば、
はじめから、関心が高い分野に集中する。

一般的な会社のやり方としては、少々異なる
だろうが、この戦術が功を成し、結果として、
チームの技術資産を高められたと感じている。

③誰と一緒に取り組むか
ー人的資産ー

3つ目の人的資産は、
私が大切にしているものの1つだ。

自分だけでは出来ない何かを成し遂げる
ためには、仲間の力が必要だ。

「仲間の力を借りる事ができなければ、
一定以上の成果を出すことは難しい」と言える。

我々が、広報PR事業に従事できているのも、
プログラミングやデザイン、動画編集撮影等、
多様なスキルを持つ仲間の存在があるからだ。

これらを1人で習得するには、膨大な時間と
年月を要する。どれも中途半端になるだろう。

もし、1人だけで起業していれば、いま頃は、
スタートラインにも立てていなかっただろう。
加えて、かつて私は典型的な三日坊主だった。

何か新しいことを始めても、
我慢強く取り組めない。
飽き性で継続力がないため、
結果を出せず、挫折してしまった経験も多い。

そんな私も気がつけば、起業から数年。

あの三日坊主は嘘のように無くなり
毎日必死にスキルを磨き続けている。

これも、ひとえに仲間のおかげです。

人間の脳は、自分との約束は破ってしまうのに、
他人との約束は破りにくい仕組みになっている。

私のように、1人だけで頑張れない人がいれば、
ぜひ共に切磋琢磨できる仲間を見つけて欲しい。




以上が、市場価値を決める3つの要素だ。

【第2章:私の起業を振り返って】

実績もスキルもお金もなかった私たちが、
今もこうして事業を続けられている理由。

それは、単に「どんな時でもやらざるを
得ない環境」をつくってきたからだろう。

私の「起業」が非常にわかりやすい例だ。

「仲間と一緒に事業を起こす。」

大手に就職していたかもしれない仲間を
呼び止めて、夢に巻き込んだとも言える。

もちろん、最終的な進路洗濯の判断は、個人に
委ねているが、リーダーとして旗を揚げた以上、
仲間たちの未来には、責任を感じざるを得ない。

「仲間には、絶対に後悔してほしくない」

この2年間、そうして自分を奮い立たせてきた。

いまは、自分がすべきことに集中できているが、
収益が軌道に乗るまでは死にものぐるいだった。

会社の制度・仲間集め・業務体系・会議ルール
撮影・営業・プレゼン・契約書や書類作成など、
やれることを全て、0から学んで実践してきた。

起業してから、何度も挫折を経験したこと。
作品を生みだすまでの苦労。
チームとして成長する喜び。
挫折しても立ち上がる強さ。

その全てが、今。自信と糧になっている。

2021年。

ありがたいことに新しく事業を手伝ってくれる
スタッフや外部のクリエイターにも支えられて、
MOVEDOORは3年目を迎えようとしてる。

起業当初の自分が知ったら、きっと驚くだろう。




起業当初から、「実績」のある人などいない。

どんな境遇であれ、はじめは誰もが初心者だ。

私は、カメラマンもしているが、
カメラをさわり始めたのは起業した後のこと。

それまでは、カメラ対する興味すら無かった。
私は決して天才ではないし特別な才能もない。
それでも強い信念と責任、熱量を持っていた。

しかし、そんな平凡な人間だったからこそ、
「学生起業」を決意できたのかもしれない。

業界分析からスキルの種類まで細かく戦略を
立てたのも、「自分の勝ち方」でキャリアを
築いていきたいと、本気で願っていたからだ。

【最後に:努力はきっとかっこいい】

若い頃の努力は報われやすいと言われている。

確かにその通りだ。
やったらやっただけ、かえってくる。

失敗したら失敗したで、さっと立ち上がれる。
助けてくれる人も、手を差し伸べる人も多い。

その一方で、若くして努力すれば、人よりも
多くの壁にぶつかる。周りから馬鹿にされて、
「お前には無理だと」揶揄される機会も多い。

そんな時に、いつも思い出すのが、
株式会社delyの堀江さんの言葉だ。

若い頃にする努力は意識高いと揶揄され
冷やかされていたあらゆることが、
大人になったら才能や能力と呼び変わり
お前は羨ましいと言われる。
冷やかしていた多くの人が、
気付いたら努力が結果に反映されにくい
年齢や環境になっていたりする。

中学。高校生の頃は受験勉強や部活といった
ゴール(目標)が大人や学校から与えられる。

ところが、大学生、社会人になれば、
自由と引き換えに、目標は無くなり、
努力のタイミングを見失ってしまう。

挑戦すれば、努力すれば、一時的に
冷やかされるかもしれない。だけど、
必死に学んで、身につけた知識は奪われない。

努力や挑戦は決してダサくない。
むしろ、カッコ良いじゃないか。

今では、そんな風に自信を持って言える。
堀江さんの言葉に確かな勇気をもらった。




はじめから、実績のある人なんていない。
人間の能力に、そこまでの性能差はない。

劣等感も迷いも、夢も、仲間もスキルも、
実績も、失敗も。後から、何とでもなる。

全ては、自分の思考習慣や考え方次第だ。

自分の成長と成功を、心の底から信じて、
努力を続けること。努力を楽しめること。

起業から3年目。
これこそが、凡人の私が手にした、
最良で最高のスキルだと思います。