まず営業力とは、仕事を取ってくる力であり、
それは、以下の2種類に分類される。
新しく人と会う × 信頼を勝ち取る = 営業力
名刺交換した数は営業や人脈には関係ない。
「信頼関係を築けた人数」こそが、大切だ。
会った人たちに、どれだけ信頼されるか。また、
対面だけでなくオンライン上の関係も含まれる。
SNSも然りだ。多くの人に見られるブログや
発信ができる人は、それだけ信頼を集めている。
今日は、その中でも、新しく人と出会える方法、
言いかえれば、人脈づくりについて解説します。
我々が、ゼロから社会人との繋がりをつくり、
仕事を獲得してきた体験を交えてお話します。
人脈づくりの基本は、
とにかく人と会うことから始まる。
まずは、各地域のイベント・セミナー・交流会・
勉強会などに参加することを勧めたい。
そこには、何かを学びたいと思う社会人や、
人との繋がりを求める経営者が集まっている。
僕は学生時代から兵庫に住んでいて、神戸や
大阪で様々なイベントが毎週開催されていた。
気になるものを見つけては積極的に参加した。
実際に事業を始めたいなら、商工会のような
団体組織に加入するのも良いだろう。
学生であれば、ボランティアなど、経営者や
社会人のインターンやサポート側にもなれる。
とにかく社長や社会人に会える機会があれば、
ぜひ、積極的に参加して欲しい。
そして、チャンスが訪れた時に、
思い切って質問・相談してみる。
相談の中で、その人との関係が構築される。
知見をいただいたら、何度も感謝を伝える。
若さも武器にしながら、出会った人の全員に
好印象を残し、応援されるような人になろう。
我々もそうして接してきた社会人から何度も
助けてもらい、過去多くの仕事をいただいた。
イベントや勉強会で挨拶を交わす。それでは、
新しい人脈は、いつまで経っても広がらない。
僕は学生時代から、一度仲良く話した方とは、
必ず、「Facebook」で繋がるようにしている。
社会人との関係性を維持する優良なツールだ。
多くの人が、仕事関係の内容を投稿しており、
自分の実績を披露して、仕事の報告をしても、
違和感がない。インスタやTwitterとの違いだ。
知り合い同士、顔の見える関係で繋がるため、
投稿内容も比較的、しっかり読んでもらえる。
次に出会った時の会話のキッカケになったり、
仕事のポートフォリオとして活躍してくれる。
実際に人と会い続けて、Facebookの友人が
700人を超えてから、仕事の依頼が増えた。
社会人になってから、経営者が集まる会員制の
ビジネスコミュニティに参加するようになった。
経営者たちと信頼関係を築ける環境に身を置く
ことは、飛び込み営業より、ずっと効果がある。
同世代とだけ過ごすのではなく、
年上の人と過ごす時間を増やす。
そのためにかかる諸経費は惜しむべきじゃない。
もちろん「ビジネスコミュニティ」と言っても、
その振れ幅は大きい。無作為に加入すれば、
怪しげなビジネスに誘われたり、人として
信頼できない人に出会ってしまうリスクもある。
だから、新しいコミュニティに参加する際には、
信頼できる人の紹介を頼るようにしている。
だから、コミュニティの趣旨や
活動の内容を事前に把握できる。
また、参加する時にも、どこから来たか
分からない人より「◯◯様の紹介で参加した人」
になる方が信頼されやすいし、興味を持たれる。
それだけ「信頼できる〇〇さんの紹介」は強い。
会いたい人がいるならば、どこに所属するか?
だけでなく、誰の紹介で会うのか?も大切だ。
もちろん、紹介したいと思ってもらえる人に
なるための努力も、必ず忘れてはならないし、
その人を裏切ることは絶対にしてはいけない。
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以上の3点が我々が実践してきた
社会人と出会い、繋がる方法です。
先の章でも説明したように、多くの人々は、
信頼できる人との繋がりを探し求めている。
だから、僕は頻繁に人と人を繋いでいる。
素敵だと思う人に、素敵な人を紹介する。
「学生に向けて、お話していただけますか?」
「素敵なクリエイターの方を紹介できます!」
学生の拠点を運営しているため、社会人と学生
を繋ぐこともあれば、会社員とクリエイターを
繋ぐこともある。頼まれたら積極的に紹介する。
そこには、「時間」と「お金」を超えた、
無限の可能性が広がる。紹介された人も、
紹介してもらった人もメリットを感じてくれる。
そうして人脈は緩やかに広がり、紡いだ信頼は
大きくなる。回り回り、誰かが僕を繋いでいく。
たった、一人で生きていける人がいないように。
人脈づくりも営業も。きっといま目の前にいる
「誰か」を想うことから始まっていく。