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いっしょにマイル割の「裏ワザ」の真実|得する場面と損する場面

タイトル「いっしょにマイル割の「裏ワザ」の真実|得する場面と損する場面」

グループ旅行やマイルの使い道を調べていると、「いっしょにマイル割」という名前にたどり着くことがあります。会員のマイルで同行者もまとめてお得に連れて行ける――そんな”裏ワザ”として、長く紹介されてきた制度です。

ただ、この記事でお伝えする「真実」は、少し残念なものかもしれません。いっしょにマイル割は、2026年5月の国内線運賃リニューアルに伴って、すでに販売を終了しています。今から新しく申し込むことはできません。

今から使える代替は?マイルを使うなら国内線特典航空券、現金なら往復型運賃や早割・セール、子ども連れなら小児割引が現実的な候補です。くわしくは記事の後半でANA公式をもとに解説します。

それでもインターネット上には、今なお「往復10,000マイルでお得」と現在形で紹介する情報が数多く残っています。でも、ANA公式の「販売終了運賃一覧」に掲載されている以上、それらはもう使えない情報です。

この記事では、まず「終了した」という事実をはっきりお伝えします。そのうえで、では今マイルやグループ旅行でお得を狙うならどうするか――得する場面と損する場面を、ANA公式の情報をもとに整理しました。

【編集部の確認方針】本記事は、ANA公式サイト(販売終了運賃一覧、国内線運賃リニューアルの案内、国内線特典航空券の必要マイルチャートなど)で確認できる情報をもとに整理しています。いっしょにマイル割が販売終了であること、代替となる運賃・特典の内容は、いずれも公式の記載を根拠にしています。運賃やマイル数、手数料は今後も改定されることがあるため、予約前には必ずANA公式の最新情報をご確認ください。確認できない項目は憶測では書いていません。

目次

いっしょにマイル割の「裏ワザ」の真実は、すでに販売終了していること

いっしょにマイル割について、最初にいちばん大事な事実をお伝えします。それは、この制度がもう販売されていない、ということです。

かつては、会員本人が往復10,000マイルを使い、同行者を特別運賃で連れて行ける、グループ旅行に強い運賃として知られていました。少ないマイルで複数人がまとめてお得になる設計が、”裏ワザ”と呼ばれた理由です。しかし2026年5月の国内線運賃の全面リニューアルに伴い、旧来の運賃とともに販売を終了しました。今から新規に予約することはできません。まずはこの前提を共有したうえで、その後の話に進みます。

2026年5月の運賃リニューアルで販売終了した

ANAは2026年5月19日搭乗分から、国内線運賃を全面的にリニューアルしました。これに伴い、それ以前の運賃は2026年5月18日をもって新規予約・発券・搭乗を終了しています。

いっしょにマイル割も、その対象に含まれます。ANA公式の「販売終了運賃一覧」には、次のように記されています。

以下の運賃は、すでに販売または設定を終了しています。

出典:ANA「販売終了運賃一覧」

この一覧の中に、「いっしょにマイル割」が、ANA VALUEや旅割といった旧来の割引運賃と並んで掲載されています。つまり、それらの旧運賃と同じタイミングで役目を終えた、ということです。

今から新規に申し込むことはできない

販売終了とは、文字どおり、新しく予約・購入ができないということです。これから「いっしょにマイル割で予約しよう」としても、その選択肢は予約画面に表示されません。

実際、ANAの運賃案内や予約導線をたどっても、現在の国内線運賃のラインアップにいっしょにマイル割は含まれていません。”裏ワザ”として使うための前提そのものが、もう存在しないのです。

  • いっしょにマイル割は販売終了(2026年5月の運賃リニューアルに伴う)
  • 現在は新規予約・購入ができない
  • 「往復10,000マイルで同行者もお得」と現在形で紹介する情報は古い
  • 予約時に選べる運賃は、新しいラインアップに置き換わっている

いっしょにマイル割が「お得」とされた理由と、今との違い

なぜここまで”裏ワザ”として語られてきたのか。その仕組みを振り返っておくと、今の代替策を選ぶときの判断にも役立ちます。

ここからは、すでに終了した制度の話として、あえて過去形で整理します。かつての強みがどこにあり、それが今はどうなっているのかを押さえておくと、「同じようなお得を、今はどの制度で狙えるのか」が見えてきます。過去の仕組みと、後継の有無。この2点を順番に確認していきましょう。

かつての仕組み(会員のマイル+同行者の特別運賃)

過去のいっしょにマイル割は、ANAマイレージクラブ会員本人1名が往復10,000マイルを使い、会員を含めて2〜4名のグループが、同一便・同一区間の往復に乗れる運賃でした。同行者は、路線や時期で決まる特別運賃(かつては往復でおおむね2万円台〜4万円弱)で搭乗できました。

会員1名のマイルで、同行者は現金の特別運賃。この「少ないマイルで複数人がまとめてお得になる」という設計が、裏ワザと呼ばれた最大の理由です。なお、これはすでに終了した旧制度の内容であり、現在は利用できません。

同じ仕組みの後継運賃は用意されていない

現在の国内線運賃の新ラインアップ(フレックス・スタンダード・シンプルを中心に、セールやANAカード優待割引など)には、いっしょにマイル割と同じ「会員のマイル+同行者の特別運賃」という形の運賃は見当たりません。

つまり、”1人分のマイルでグループ全員がお得”という、まったく同じ裏ワザは、本記事の確認時点では復活していません。グループ旅行やマイル活用でお得を狙うなら、別の制度に切り替えて考える必要があります。次の章で、現実的な代替策を見ていきましょう。

今、マイルやグループ旅行で「得する場面」

いっしょにマイル割は無くなりましたが、マイルやグループ旅行でお得に動く方法そのものが消えたわけではありません。使う制度が変わっただけです。

ここでは、現在のANAで現実的にお得を狙える3つの場面を整理します。マイルを使うなら特典航空券、現金なら往復型運賃や早めの予約、そして子ども連れなら小児割引。どれもANA公式で確認できる、今使える仕組みです。自分の旅程がどれに当てはまるかを見ながら読んでみてください。

マイルを使うなら国内線特典航空券

現在もマイルで国内線に乗る主役は、国内線特典航空券です。必要マイル数は、搭乗日のシーズン(ローシーズンL・レギュラーシーズンR・ハイシーズンH)と、区間の距離で決まります。往復で使う場合は、往路と復路の必要マイル数を合算します。

区間(片道)L(ロー)R(レギュラー)H(ハイ)
0〜300マイル6,0006,5009,000
301〜800マイル7,0008,50010,500
801〜1,000マイル8,0009,50012,000
1,001〜2,000マイル9,50010,50013,000
直行1区間(片道)あたりの必要マイル数。往復は合算。ANA公式・更新日2025年5月20日時点。

たとえば東京〜大阪のような0〜300マイル区間なら、片道6,000〜9,000マイルが目安です。混雑する時期ほど必要マイルが上がるので、ローシーズンを狙うほどマイルの節約になりやすい、という関係になっています。

ただし特典航空券は、いっしょにマイル割と違い、乗る人数分のマイルが必要です。「1人分のマイルで全員」とはいきません。グループで使うなら、その人数分のマイルが貯まっているかを先に確認しておきましょう。

現金で買うなら「往復型運賃」と早めの予約

今回のリニューアルでは、従来の片道型に加えて、往復型の運賃が新設されました。往復の利用が決まっているなら、単純な片道利用より、往復型のほうがお得になる場合があります。

また、通常運賃には早めに予約するほど安くなる設定があり、期間限定のセール運賃が出ることもあります。すいている通常期なら、マイルを使わずとも、現金の割引運賃で十分安く収まることも多いです。まずは希望日程の運賃を調べ、マイルを使う場合と比べてみるのがおすすめです。

子ども連れなら小児割引を使う

現在の主要運賃(フレックス・スタンダード・シンプル・セール、株主優待割引)には、満2歳以上12歳未満のお子様への小児割引があります。割引率は対象運賃の25%(株主優待割引は50%)です。

かつてのいっしょにマイル割には小児運賃の設定がなく、子どもも大人と同額でした。今は通常運賃側で小児割引が使えるため、子ども連れの家族は、この割引のある運賃を選ぶとお得になりやすいです。往復型や早めの予約と組み合わせて比べてみてください。

逆にマイルやグループ旅行で「損しやすい場面」

制度が変わった今だからこそ、気をつけたい「損しやすい動き方」もあります。お得を狙ったつもりが、かえって遠回りになってしまうパターンです。せっかく時間をかけて調べても、前提がずれていると努力が空振りに終わってしまいます。

特に多いのが、終わった制度を前提に動いてしまうことと、制度を取り違えて割高な取り方をしてしまうことの2つです。どちらも、少し意識するだけで避けられます。順番に見ていきましょう。ここを外さないだけで、無駄な手間や出費を減らせます。

終了した制度を前提に探し続ける

いちばんもったいないのが、すでに無い「いっしょにマイル割」を前提に、予約方法を探し続けてしまうことです。古い解説記事の手順どおりに進めても、その運賃は選べません。

ネット上の情報には、更新が止まったまま現在形で書かれたものが多く残っています。まずは「終了した」という事実を前提に置き、特典航空券や通常運賃といった代替策へ切り替えるほうが、結果的に近道になります。

制度を取り違えて割高な取り方をする

「マイルでお得」という印象だけで動くと、かえって高くつくこともあります。たとえば、すいている通常期に無理にマイルを使うより、現金の早割のほうが安いことがあります。逆に、通常運賃が高騰するハイシーズンは、ローシーズンを狙った特典航空券のほうが得になることもあります。

大切なのは、その時期・区間で「マイルを使う場合」と「現金で買う場合」を実際に見比べて、総額で判断することです。どちらか一方が常に得、ということはありません。

  • 通常期は現金の早割・セールが安いことが多い
  • ハイシーズンは特典航空券(ローシーズン狙い含む)が相対的に得なことがある
  • マイルは、国際線など他の使い道と比べて価値が高い使い方を選ぶ
  • 最後は必ず総額で比較して決める

よくある質問

いっしょにマイル割はもう使えないのですか?

はい。2026年5月の国内線運賃リニューアルに伴い販売を終了し、ANA公式の「販売終了運賃一覧」に掲載されています。現在は新規予約ができません。

いっしょにマイル割の代わりになる制度はありますか?

同じ「会員のマイル+同行者の特別運賃」という仕組みの後継運賃は、現時点では用意されていません。マイルを使うなら国内線特典航空券、現金なら往復型運賃や早割・セール、子ども連れなら小児割引の活用が現実的な代替になります。

いまマイルで国内線に乗るには何マイル必要ですか?

国内線特典航空券は、シーズン(L・R・H)と区間で必要マイルが決まります。たとえば0〜300マイル区間の片道で、ローシーズン6,000マイル〜ハイシーズン9,000マイルが目安です(往復は合算)。最新の必要マイル数はANA公式でご確認ください。

予約後に払い戻すと手数料はかかりますか?

現在の国内線運賃では、払戻手数料は廃止され、取消手数料のみがかかる扱いに変わっています。運賃によって条件が異なるため、予約前にANA公式でご確認ください。

子ども連れの旅行はどの運賃がお得ですか?

主要運賃には、満2歳以上12歳未満への小児割引(25%割引、株主優待割引は50%)があります。子ども連れは小児割引のある運賃を軸に、往復型や早割と組み合わせて比較するのがおすすめです。

まとめ:いっしょにマイル割は終了、これからは代替策で考える

いっしょにマイル割の「裏ワザ」の真実は、”もう販売されていない”ということでした。かつてはグループ旅行に強い人気の運賃でしたが、2026年5月の国内線運賃リニューアルに伴い、旧来の運賃とともに販売を終了しています。

現在は、同じ仕組みの後継運賃がありません。そのため、グループ旅行やマイル活用は、別の制度で組み立てる必要があります。マイルを使うなら国内線特典航空券(シーズンと区間で必要マイルが決まる)、現金なら往復型運賃や早めの予約・セール、子ども連れなら小児割引。これらが、今使える現実的な選択肢です。

大事なのは、時期と区間ごとに「マイル」と「現金」を総額で見比べて選ぶことです。そして予約する前には、必ずANA公式の最新情報を確認すること。制度が変わった今こそ、この基本が、いちばん確実にお得へつながる近道になります。

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