「隅田川花火大会、帰りの電車に乗れないって本当?」——そう不安になっている方は多いはずです。約2万発の花火に、例年90万人前後ともいわれる人が集まるので、終わったあとの駅は本当に大変な混雑になります。
実際、最寄りの浅草駅や両国駅では入場規制がかかり、ホームに入るまで長い列に並ぶこともあります。ただ、これは「知って備えれば」かなり避けられるんです。
この記事では、2026年の第49回 隅田川花火大会(7月25日〈土〉開催)を前提に、帰りの電車で困らないための考え方と、会場・方面別のおすすめの帰り方を、混雑の仕組みからお伝えします。
【編集部の確認方針】
日程・会場・最寄り駅などの情報は、隅田川花火大会公式サイト(墨田区観光協会)や各鉄道会社の情報を確認して記載しています。開催日・交通規制・順延の有無や、当日の入場規制・臨時ダイヤは、年や当日の状況によって変わります。お出かけ前に、公式サイトと利用する路線の運行情報を必ずご確認ください。
なぜ隅田川花火大会の帰りは電車に乗れないほど混むのか
まず、なぜ帰りがこれほど混むのかを知っておきましょう。理由が分かると、どこを避ければいいのか、いつ動けばいいのかも見えてきて、対策がぐっと立てやすくなります。
隅田川花火大会は、第一会場(桜橋〜言問橋)と第二会場(駒形橋〜厩橋)の2か所で行われ、約2万発の花火に例年90万人前後ともいわれる人が集まります。その大人数が、花火が終わった直後にいっせいに近くの駅へ向かうため、駅がさばききれなくなるんです。
最寄り駅に人が集中して、入場規制がかかる
混雑がいちばん激しいのは、会場のすぐそばの駅です。第一会場側なら浅草駅、第二会場側なら両国駅が代表格で、どちらも「いちばん近い=いちばん混む」駅になります。
こうした駅では、安全のために入場規制がかかることがあります。改札の外で列に並び、ホームに入るまで時間がかかる——これが「なかなか電車に乗れない」と感じる大きな理由です。浅草駅や本所吾妻橋駅、両国駅などでは、臨時改札や入場規制が行われることもあります。
特に浅草駅は、地下のホームや通路が人で埋まりやすく、改札を入るまでにも時間がかかります。「近いから」と最寄り駅だけを頼りにすると、かえって長く待つことになりがちです。
終わった直後(20時30分〜21時30分ごろ)に人が集中する
もう一つの理由が、時間の集中です。花火は例年20時30分ごろに終わり、その直後から多くの人がいっせいに帰り始めます。
つまり、20時30分〜21時30分ごろが最も混む時間帯です。この時間に最寄り駅へ直行すると、いちばん混んでいる駅に、いちばん混んでいる時間に着いてしまう、というわけです。逆に言えば、この山をずらすだけで、帰りはぐっと楽になります。
逆に、フィナーレの少し前に切り上げて先に動く、という手もあります。最後まで見たい気持ちはありますが、混雑を何より避けたいなら「終わる前に離れる」のも有効な選択肢です。
- 花火が終わった直後(20時30分〜21時30分ごろ)
- 会場に最も近い駅(浅草駅・両国駅)
- 土曜・祝前日など、もともと人出が多い日
- この3つが重なると、待ち時間はさらに長くなる
帰りの電車で困らないための5つの方法
ここからは、帰りの電車で困らないための具体的な方法を5つ紹介します。どれも特別な準備はいらず、当日の動き方を少し変えるだけで、誰でもすぐに実践できるものばかりです。
ポイントは「混んでいる駅・混んでいる時間を、自分からずらす」ことです。この考え方さえ押さえれば、同じ花火大会でも帰りの快適さはまるで変わります。5つ全部をやる必要はなく、できるものから取り入れるだけでも効果があります。順番に見ていきましょう。
- ①終わってすぐ動かず、時間をずらす
- ②浅草・両国を避けて、一駅ぶん歩く
- ③会場と反対方向・別路線の駅から乗る
- ④交通系ICの事前チャージとモバイルバッテリー
- ⑤集合場所と帰りのルートを先に決めておく
①終わってすぐ動かず、時間をずらす
いちばん効くのが、終了後すぐに駅へ向かわないことです。20時30分の終了と同時に動くと、最も混んだ流れに巻き込まれてしまいます。
会場の周辺で30分〜1時間ほど時間をつぶしてから動くだけで、駅の混雑はかなり落ち着きます。近くのカフェやコンビニで休む、ゆっくり写真を撮る——そんな「ひと呼吸」が、結果的にいちばんの近道です。
時間をつぶす場所は、あらかじめ考えておくとスムーズです。浅草寺の周辺や少し上流の隅田公園でクールダウンする、開いているお店で涼む、といった手があります。「人の波が引くのを待つ」と決めておくだけで、気持ちにも余裕が生まれます。
②最寄りの浅草・両国は避けて、一駅ぶん歩く
いちばん近い駅は、いちばん混みます。第一会場の浅草駅、第二会場の両国駅は特に混雑し、入場規制もかかりやすい駅です。
そこで、少し歩いて隣の駅から乗るのがおすすめです。たとえば第二会場側なら、両国駅より浅草橋駅のほうが比較的マシとされます。10〜15分歩くだけで、駅の列の長さが大きく変わることもあります。
歩く方向のコツは、みんなと同じ駅を目指さないことです。地図で「最寄りの次の駅」を2〜3か所チェックしておくと、当日その場で空いていそうな駅を選べます。歩ける距離なら、一駅先まで足を延ばす価値は十分あります。
③会場と反対方向・別路線の駅から乗る
人の流れは、会場から最寄り駅へ一方向に集中します。だからこそ、あえて流れと反対方向へ歩き、別の駅・別の路線から乗ると、混雑を避けやすくなります。
浅草・押上・蔵前・浅草橋など、このあたりは複数の路線が使えます。目的地へ向かう路線は一つとは限らないので、遠回りでも空いている路線を選ぶほうが、結果的に早く座って帰れることもあります。
④交通系ICの事前チャージとモバイルバッテリーを用意する
見落としがちですが、当日は駅の券売機やチャージ機にも列ができます。交通系ICは、行く前に多めにチャージしておきましょう。
また、大人数が集まる場所ではスマホの電波が混み合い、地図やキャッシュレス決済、家族との連絡がしづらくなります。モバイルバッテリーを持っておくと、帰りの安心感がまるで違います。
あわせて、少額の現金も持っておくと安心です。電波が混むと、キャッシュレス決済が使いにくくなる場面があります。飲み物やタクシーなど、いざというときに現金があると困りません。
⑤集合場所と帰りのルートを先に決めておく
当日は電波がつながりにくく、はぐれると再合流が大変です。「終わったらどの駅から帰るか」「もしはぐれたらどこで待つか」を、行く前に決めておきましょう。
特に子連れやグループでの参加は、この一手間が効きます。帰りの駅とルートを共有しておくだけで、当日の判断に迷わず、混雑の中でも落ち着いて動けます。
待ち合わせ場所は、駅の改札前ではなく、少し離れた分かりやすい目印にするのがコツです。駅前は人で埋まって、かえって会えません。コンビニや橋のたもとなど、離れていても分かる場所を決めておきましょう。
帰りでやりがちなNG行動
逆に、次のような動き方は混雑にはまりやすいので注意しましょう。心当たりがあれば、当日は意識して避けてみてください。
- 花火が終わると同時に、最寄り駅へ一直線に向かう
- 混んでいても、いちばん近い駅にこだわる
- ICチャージやスマホの充電をしないまま帰る
- 車で行って、交通規制と駐車場不足で動けなくなる
会場・方面別のおすすめ帰宅駅
最後に、会場と行き先の方面別に、どの駅を使うと帰りやすいかを整理します。自分がどちらの会場の近くにいるかで、選ぶ駅は変わってきます。迷ったら、混雑する最寄り駅を避けて、一つ隣の駅を目指すのが基本です。
大前提として、いちばん近い駅(浅草・両国)は混雑必至です。少し歩いて別の駅を選ぶ、時間をずらす、という前提で読んでください。当日は交通規制で通れる道が限られるため、事前に地図で経路を確認しておくと安心です。
| 駅 | 近い会場 | 混雑の目安 |
|---|---|---|
| 浅草 | 第一会場 | 非常に混む(入場規制あり) |
| 両国 | 第二会場 | 非常に混む |
| 本所吾妻橋 | 第一会場 | 混む(臨時改札の場合あり) |
| とうきょうスカイツリー | 第一会場 | やや混む |
| 蔵前 | 第二会場 | 比較的マシ |
| 浅草橋 | 第二会場 | 比較的マシ |
第一会場(浅草・スカイツリー側)から帰るなら
第一会場(桜橋〜言問橋)の最寄りは浅草駅ですが、ここは最も混みます。混雑を避けるなら、本所吾妻橋駅やとうきょうスカイツリー駅など、少し離れた駅まで歩くのも手です。
浅草エリアは、東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武スカイツリーラインなど複数の路線が使えます。目的地の方面に合わせて、空いている路線を選ぶのがコツです。
急がないなら、浅草の街を少し歩いてから乗るのも手です。人の流れが落ち着くころには、浅草駅の混雑もいくらか和らぎます。街並みを楽しみながら時間をずらせば、帰りのストレスと待ち時間の両方を減らせます。
第二会場(両国・蔵前側)から帰るなら
第二会場(駒形橋〜厩橋)の最寄りは両国駅ですが、ここも最も混む駅の一つです。両国の混雑を避けたいなら、蔵前駅や浅草橋駅を使うと、比較的動きやすいとされています。
JR総武線・都営浅草線・都営大江戸線などが使えるエリアなので、行き先に合わせて路線を選びましょう。少し歩いてでも空いている駅から乗るほうが、結果的に早く帰れることが多いです。
なお、両国駅は第二会場の目の前で分かりやすいぶん、帰りは特に混み合います。少し歩ける方は、蔵前駅や浅草橋駅まで足を延ばすと、待ち時間を減らせることが多いです。歩く距離と混雑を天秤にかけて選びましょう。
行き先の方面別に、使う路線を選ぶ
同じ会場からでも、行き先の方面によって使いやすい路線は変わります。乗り換えの少ない路線を選べば、混雑も乗り換えの手間も減らせます。目安として、次のように考えると選びやすいです。
- 新宿・六本木方面:都営大江戸線(蔵前・両国など)
- 上野・渋谷方面:東京メトロ銀座線(浅草)
- 東京・千葉方面:JR総武線(浅草橋・両国)
- 品川・横浜方面:都営浅草線(乗り換え少なめ)
- 北千住・埼玉方面:東武スカイツリーライン(浅草・とうきょうスカイツリー)
ただし当日は、臨時ダイヤや入場規制で、いつもと勝手が違うこともあります。乗り換えアプリで経路をいくつか用意しておくと、その場の状況に合わせて柔軟に選べます。
よくある質問
- 隅田川花火大会の帰りは何時ごろに空きますか?
-
終了直後の20時30分〜21時30分ごろがピークです。会場周辺で30分〜1時間ほど時間をずらすと、駅の混雑はかなり落ち着きます。急がないなら、あえてゆっくり帰るのがおすすめです。
- 浅草駅は入場規制されますか?
-
混雑状況によっては入場規制がかかることがあります。第一会場の最寄りで最も混む駅なので、少し歩いて本所吾妻橋駅やとうきょうスカイツリー駅などを使うと、混雑を避けやすくなります。
- 子連れでも無理なく帰れますか?
-
時間をずらす、空いている駅を選ぶ、帰りのルートを先に共有しておく、の3つで負担はかなり減ります。混雑ではぐれやすいので、はぐれたときの集合場所も決めておくと安心です。
- 車で行っても大丈夫ですか?
-
当日は大規模な交通規制があり、周辺の駐車場も足りないため、車での来場はおすすめしません。電車などの公共交通で向かうのが基本です。
- 雨のときは中止・順延になりますか?
-
荒天の場合は順延または中止になる年もあります。開催の可否や順延日は当日の状況で決まるため、お出かけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
まとめ:帰りは「駅」と「時間」をずらせば、電車で困らない
隅田川花火大会の帰りが「電車に乗れない」ほど混むのは、近い駅と終了直後の時間に、大人数が一気に集中するからです。裏を返せば、その2つをずらすだけで、帰りは驚くほど楽になります。
今回紹介した「終わってすぐ動かない」「浅草・両国を避けて一駅歩く」「別路線を使う」「ICチャージとモバイルバッテリー」「帰りのルートを先に共有」の5つを押さえておけば、混雑の中でも落ち着いて動けます。
2026年の第49回は、7月25日(土)の開催です。交通規制や順延の有無、当日の入場規制は年や状況で変わるので、公式サイトと利用する路線の運行情報をあわせて確認して、気持ちよく花火を楽しんでください。

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